『木菟侍』江戸時代前期〜中期 根来塗り 禅椀 骨董を遊ぶ

装飾···その他
種類···椀

(品名)
＊江戸時代前期〜中期 根来塗り 禅椀

(寸法)
＊高さ8㎝×口径13㎝

(状態)
＊漆の剥落やホツによる経年の傷み等有り。

＊新しい器物では無い為、
古い骨董品に付き時代の経過による傷が有ります。それを踏まえてのお含みおきの上、ご落札の程宜しくお願い致します。

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(付属品)
＊無し

(解説)
＊江戸時代前期〜中期頃にかけて作られた古い根来塗りの禅椀で見込みに生地に塗られた朱塗りから時代の経過により下地の木地が漆の剥落により若干露わになっており根来塗りの見所の一つでもある風化の味わい深さを感じ得ます。また確かな伝世による使用と漆のひび割れが細く生じておりコレもまた根来塗りの風趣たる見所の一つに数えられます。現世に於いても変化し続ける根来塗りは中世日本の歴史が生んだ至極の漆器芸術と言っても決して大袈裟では無い独自の趣きがこの一椀には有り禅寺の修行僧によって繰り返し使われ伝世された意図して表せないこの姿形こそが正に根来塗りたる所以になります。所々に当たり傷等は有りますが、この手の禅椀に於いては許容範囲の損傷で有り鑑賞されるにもご使用になられるにしても問題は無い状態かと推測致します。根来塗りが持つ風趣たる趣きを是非この機会に入手頂きご堪能頂ければと思います。此方の根来のお椀は蓋付き椀に比べ若干時代が降る根来塗りになるかと推測致します。高台裏の九の漆文字は数を表しており元々は十客ないしは二十客揃いのお椀の内の一つだと思慮致します。

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