タイガーマスク、ダイナマイトキッド特集雑誌

プロレスアルバム　タイガーマスク、ダイナマイトキッド特集号

生涯のよきライバルにして友人、佐山とキッドの単独特集号を2冊セットで。

①タイガーマスク〜ある日僕はタイガーマスクになった！
プロレスアルバム18ザッツレスラーvol4
恒文社1982年1月発行
とじ込みポスター、付録の絵ハガキも現存。1981年の衝撃のデビューから突然の引退まで、猪木をもしのぐ大ブームを巻き起こす活躍で世間を騒がせたのは実質3年あまり。天才・佐山タイガーのその活動期間は実に短い。本誌が発行されたのはその人気が大爆発していた頃である。当時は、アメリカ、ヨーロッパ、メキシコさらに日本人選手…どんな相手ともそのスタイルを問わずスイングして名勝負を次々に生み出し、まるで戦いを楽しんでいるかのような選手だと思っていた。本人が悩みながら戦っていたというのはずいぶん後になって知った。プロレスの枠に収まりきらない天才ゆえ、ファンの求めるものと本人の求める道があまりにも相容れなかったのであろう。タイガーマスクを返上して新日を引退後、迷走とも見えてしまったその後の彼の生き方だが、本人には迷わずに歩んできた道だったに違いない。
本誌はタイガーのデビュー戦からその年に行われた注目マッチ、トレーニング風景や私生活、ここまでの全戦績などを満載するなど、当時の社会的ブームが垣間見られて興味深い。まだタイガーの正体が佐山とは明かされていなかった頃のグラフ集である。

②DYNAMITE KID〜爆弾小僧ダイナマイトキッド キッドの魅力を全角度徹底追跡！
プロレスアルバム43 ガッツシリーズ9
恒文社1984年4月発行
とじ込みポスターも現存。WWF Jr.王者決定戦でスミス、コブラとの2連戦を制し、10代目チャンプになったキッドを丸々一冊で紹介。この頃が1番キレがあったなぁ。20歳での初来日時や来日ごとに変貌する姿、彼のライバルらもたっぷりと。個人的にはスキップヤングとの一戦が印象深い。ツームストンなど必殺技の連続写真やこれまでの日本全戦績も貴重。

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