「ニーベルンゲンの指輪」　新書館　初版本　全４巻揃い

出品者がだいぶ前に買った「ニーベルンゲンの指輪」です。ラッカムの美しいカラー挿し絵が読者を物語に引き込みます（掲載写真４枚目以降）。

＊リヒャルト・ワーグナー作、アーサー・ラッカム絵
＊新書館、１９８４年　全４巻揃い
＊すべて初版本です（第1巻は初版第2刷り、その他は初版初刷りです）
＊少しの経年劣化がありますが全体として比較的きれいです
＊少し傷んでいますがすべて帯あります
＊各巻タイトル
　第1部 ラインの黄金
　第2部 ワルキューレ
　第3部 ジークフリート　
　第4部 神々の黄昏

以上ご了解のうえご検討ください。

＜あらすじ＞
　第１部：水の妖精に守られ河底に眠るラインの黄金。愛と情欲を断念したものだけが黄金を指環に作ることができ、それによって世界を支配するという。ニーベルング族の侏儒アルベリヒは水の妖精への恋に破れ、腹いせに黄金を盗んで指環を作る。その後指輪は神々の王ヴォータン、さらに巨人兄弟の手に渡り、ここに神々と人間のすべての悲劇が始まる。
　第2部：人間族のジークムントが生き別れていた妹ジークリンデに出会い禁断の恋に落ちる。その所業が神々の王ヴォータンの怒りに触れ、兄は死に至る決闘に臨む。ヴォータンの娘でワルキューレの処女戦士ブリュンヒルデが父王の意に反しジークムントの助勢を試みるが果たせず、ジークムントは死にジークリンデのみが救われる。父に背いたブリュンヒルデは罰で焔に包まれた岩山で永遠の眠りにつく。焔を恐れない勇者のみが彼女を救い出せるだろう。
第3部：救われたジークリンデは息子ジークフリートを産み死に、赤児と父の残した宝剣の破片は侏儒族のミーメに託される。時が流れ青年に成長し自身の生い立ちを知ったジークフリートは、父の形見の宝剣を鋳直し指環をめぐって竜と戦いそれを退治する。そして焔の岩山に眠る娘ブリュンヒルデを救い運命の愛に生きることを誓う。最大のクライマックス。
第4部：愛しあう二人ジークフリートとブリュンヒルデを陥れようと侏儒アルベリヒは陰謀を巡らす。ジークフリートは忘れ薬を飲まされブリュンヒルデに誓った愛を忘れ別の女性に求婚。恋人の裏切りに苦悩し愛の復讐を誓うブリュンヒルデ。彼女はジークフリートを死に至らせ自身も炎に身を投げる。そしてヴァルハラの神々の館も炎上。かくして指環は水の妖精のもとに還り大団円。

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